生まれてこのかた、ラブレターというものをもらったことがないのだが、
死ぬまでに一度、見知らぬ女性からいただいてみたい。
付き合っている女性から手紙をもらったことはあるのだが、
まあそれもラブレターと言えるかもしれない。
でも、やっぱり自分の中のイメージでは、ラブレターとは
知らない人、あるいは知ってはいるが、恋人ではない人から、
唐突にもらうもの、という類のものなのだ。
結婚している自分がラブレターをもらったとしても、
お断りをするだけなので、何の意味もないのだが、
経験として、一度どんな気分なのか味わってみたいのだ。
どんな感じで渡されるのか、どういった文面なのか、
それを受け取った自分はどんな状態になるのか・・・。
興味は尽きないが、妄想にしか過ぎないか。
そもそも、今はラブレターなんて習慣はないのかもしれない。
見知らぬ人に恋をしたとしても、いきなり告白の手紙を
渡したりする前に、まず話しかけたり、連絡先を聞いたりといった
あたりから始めるのではないだろうか。
一目惚れ自体が、ほとんどないとも言えるだろう。
それは決して、現代人がドライになったとかいうわけではなく、
意思疎通の手段が増え、その段階、ステップも多くなったから、
いきなり告白をする、というところまでいかないように思える。